日本から離れた場所にいるからこその電子コミック

海外生活が長い人にとって何より困る事といえば、日本の情報をなかなか入手しにくいという事だと思います。ニュースに関しては、いろいろなサイトから情報を得る事ができますがと書出版物に関しては、大きな都市や日本人の滞在者が多いところであれば、日本の書籍を扱う書店へ行けば数日遅れ程度で入手が可能かもしれません。(ただし日本で買うより価格が格段に高くなっていますが)

でもそんな恵まれた環境ばかりの国ではないので、海外生活=書籍に入手は不可能、という図式が簡単に成り立つと思います。というか、数年前まではそうでした。

なので、続編を楽しみにしていた作品は、たまに日本に帰ったときにまとめ買い(もしくはまとめ読み)続きを楽しむしか方法がありません。そうなると確実に以前の話が判らなくなっていて古いストーリーから読み直し、、、なんて事もたくさん起こっていたのではないでしょうか?

また、海外生活が長い人にとってもう一つの問題が、次日本へ戻るときに購入した書籍をどうするか?というものがあります。せっかく買い集めた書籍なので日本へ持ち帰るのが理想なんですが、輸送費、関税などが発生するため大量にある場合には『処分』をする必要が出てきます。せっかく集めた物を処分する、しかも持っていた物がなくなるので場合によっては『日本に戻ってまた購入する』なんて事もおこるかもしれません。(輸送費などの事を考えると、海外で破棄してか日本で新規購入する方が安い場合があります)

これって、本が好きな人にとってはとてもつらい事ですよね。

そう考えた場合電子コミックの登場は非常にありがたい物です。というのも、新刊の購入はほぼ紙の書籍と同じくらいのタイミングでされるのでストレスなく続きを楽しむ事が可能です。しかも、電子ファイルなので持ち運びで場所をとるという事もありません。これは引っ越しの際もそうですし、旅行をする場合も同じですよね。スマホやタブレットの中にデータをダウンロードしておけば余分なスペースを使うことなく本を楽しめるし、データ容量が許す限り何冊での持ち歩けます。
旅行先でも、インターネットさえあれば新しいデータをすぐダウンロードできるし、書籍という概念に新しい風を入れてくれたと言っても過言ではないと思います。

ただ、いままで下記の書籍に慣れていた私たちにとって、便利に本を読めるというのは素晴らしいことなんですが、読んだ本についた汚れや傷がどこでついた物なのかという思い出や、背表紙の日焼け具合でその本当の付き合いがどれくらい長いのかということを感じることができなくなった状態は少し寂しい気もしますが。